大人の矯正

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大人の矯正について

歯並びや噛み合わせは心や身体の健康と深い関係があり、さまざまな影響を与えています。

歯並びが与える影響

歯並び・噛み合わせと心の関係

歯並び・噛み合わせと心の関係治療のために当院にいらっしゃる患者さまの多くは、噛み合わせや歯並びで悩みを抱えている方です。同じような歯並びの方でも、ほとんど気にされない方もいらっしゃることから、矯正治療はそうした一人ひとりの心理的な傾向と深く関係している医療とも言えます。

歯並びがデコボコしていたり、噛み合わせが通常と反対だったりしてお悩みの患者さまの中には、それがコンプレックスとなって口を手で抑えながらしゃべったり、笑ったりするのがクセになっている方も実際にいらっしゃいますが、そうした方々が勇気を出して矯正治療を行うことで、それまで気にしていた歯並びや噛み合わせが改善され、突き出していた前歯や噛み合わせが整います。

矯正治療は単に歯並びだけを改善するものというイメージが強くありますが、特に前歯を適切な位置に動かすことで、口元やプロファイルと呼ばれる横から見たときの顔立ちなどを美しくすることにつながり、全体の印象も大きく変わることが期待できます。矯正治療は口元の状態に良い影響をもたらし、お口周りでお悩みの患者さまの心を明るくするきっかけとなる治療なのです。

歯並び・噛み合わせと虫歯、歯周病との関係

歯並び・噛み合わせと虫歯、歯周病との関係歯並びを整えることには、見た目に美しい印象を与えるだけでなく、虫歯や歯周病にかかるリスクを少なくする効果もあります。

歯並びが悪い場合、デコボコの部分の歯磨きが物理的に難しくなるため、歯磨きを一生懸命に行なっていても、なかなか汚れが取り除ききれないといったことも多くあります。むし歯や歯周病を引き起こす原因は、こうして取り残した汚れに生息する細菌なのです。

加えて、突き出した前歯を後退させることによって、自然に口が閉じられるように治療することも重要です。噛み合わせが悪く唇を閉じにくい人の中には、いつも口が開いてしまって、口で呼吸をしているという人も多く見受けられます。常に口呼吸をしているような人は口の中が乾燥しやすく、虫歯や歯周病の進行を防いでくれている唾液が、歯や歯ぐきに十分に行きわたりにくくなります。こうした状態はそれだけむし歯や歯周病になりやすい状態と言えるでしょう。

矯正治療と咀嚼機能との関係

矯正治療と咀嚼機能との関係矯正治療によって噛み合わせを改善させる治療をすることで、食べ物を噛み砕く咀嚼の機能の向上につながり、胃腸への負担を軽減すると言われています。歯並びや噛み合わせが悪ければ、上下の歯が噛み合っている部分は当然少なくなります。そのため、それだけ食べ物をかみ砕く咀嚼の効率も低下した状態なのです。

歯並び・かみ合わせと発音・飲み込みとの関係

歯並び・かみ合わせと発音・飲み込みとの関係歯並びや噛み合わせの異常は、咀嚼だけでなく特定の音が発音しにくいといった発音の機能や、食べ物や飲み物を飲み込む力といったお口の大切な機能のトラブルとも深い関係があります。

噛み合わせに問題があり、飲み込む際に舌が上下の歯の間に出て来てしまうような場合は、本来の飲み込む力がうまく発揮できないといった問題が生じることが多くありますので、上下の前歯がしっかりと噛み合っていることが大切です。

歯並び・かみ合わせと顎関節症

歯並び・かみ合わせと顎関節症歯並びや噛み合わせの異常が、顎の関節に悪影響を与えてしまい、口が開けにくくなる、肩や首が凝るといった症状が出る病気を、顎関節症といいます。

顎関節症はたくさんの要因が重なりあって生じる、多因子性の疾患だと考えられていますが、これらの原因が日常生活の中で重なって生じると顎関節症になる場合があるわけです。その主な原因としては噛み合わせの異常、生まれ持った顎や顔のゆがみ・顎の関節(下顎頭)の成長不全、歯ぎしり・くいしばりなどのクセ、精神的なストレスの4つがあげられています。

そのため、噛み合わせに問題がある人でも、必ずしも顎関節症になるとは限りませんし、顎関節症のケースで噛み合わせを矯正治療によって改善しても、歯ぎしりやストレスがなくならなければ顎関節症が治らないこともあります。そうしたことから歯並びやかみ合わせの悪い方が、顎関節症の予防のためだけに矯正治療をする必要はありませんが、矯正治療で歯並びを良くすることが、結果的に顎関節症になりにくくする一定の効果はあると思われます。

歯並び・かみ合わせと全身との関係

歯並び・かみ合わせと全身との関係体が歪んだり、視力が低下したり、小児喘息になるといった、さまざまな全身への悪影響が歯並びや噛み合わせの異常との関連が疑われています。しかし、それらの一つひとつがどのようなメカニズムで成り立っているのか、原因となる要素の影響力の大小や優劣などはまだまだ不明な点も多く、はっきりとは分かっていません。これらの中で歯並びや噛み合わせとの関連性が明確なかたちで科学的に証明されていることはひとつもないと言っていいでしょう。

同じ人間の体の中で複数の症状が生じていれば、それらに何らかの関連が疑われても不思議ではありませんが、その反面、一概にそうした症状にお悩みの患者さまに当てはめて、単に矯正治療をすればそれらの問題がたちまち解決するというほど、人間の体のシステムはシンプルではないのです。噂などに惑わされることなく、もしも不安なことがあるようでしたら、矯正を専門とする医師までお気軽にご相談ください。

歯を抜く?抜かない?

大人の矯正治療において一番理想的なかたちは歯を抜かずに歯並びや噛み合わせを整えていくことです。当院では前歯だけの矯正治療といった審美的な治療ではなく、あくまでもお口の中の機能面も重視した矯正治療を積極的に行っており、奥歯なども含め、できる限りベストなかたちへと整えていくことを基本的な方針として掲げています。

しかし、歯を抜いてまでベストな歯並びに近づけていくべきか、歯を抜かない範囲でなるべく整えていくべきか、といった治療効果などとの兼ね合いの部分は、実際に患者さまのご要望などをうかがいながら、治療する範囲を相談して線引きしていく必要があります。

大人の矯正の流れ

治療の開始から完了までの一連の流れを簡単にご紹介いたします。患者さまのお口の中の状態などによって臨機応変に対応していく必要がありますので不明点などがございましたら、ご来院の際やお電話にてお気軽にお申し付けください。

1.ご相談

歯並びの関係でお悩みになっていることや治療したいところをうかがい、矯正治療の方法や治療のために要する期間・費用などについて、しっかりとご説明いたします。

2.検査・診断

現在の状態を把握するために診察や写真撮影、レントゲン、歯の型採りなどといった必要な検査を行います。そうした検査の結果を分析しながら、現状と問題点の抽出を行い、患者さまがお悩みになっていることや治療したいところでどのような治療方法の選択肢をご提案します。治療のための費用や期間についてもしっかりと説明して、患者さまにご納得していただける治療計画を立てていきます。

3.治療開始

矯正装置を装着して、実際の治療を開始していきます。

4.通院

歯の動きの確認と調整などを行うため、矯正治療の期間中はいずれも3〜4週間に一度通院していただく必要があります。矯正治療の期間はだいたい簡単なもので6ヶ月、お子さんの治療では1年から1年半、大人の方の矯正治療の場合は1年半から2年半が目安となります。

5.保定期間

矯正装置を外してからも、歯並びが元に戻るのを防ぐリテーナーという装置で治療を続けていきます。

6.治療終了

治療が終了した後も歯は常に動いており、お口の中の環境も変化していきます。違和感を感じるなどといった気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

矯正治療のメニュー

矯正治療当院では、基本的に目立たない色の表側矯正を推奨しております。理由としては、最も短期間で治療を終えることができ、患者さまのご負担を軽減できるからです。しかし、お悩みやご要望によっては、様々な矯正装置や治療方法を選択することが出来ますので、お気軽にご相談ください。

矯正治療におけるリスク・副作用

仙台市青葉区のなかじょう矯正歯科クリニック 基本情報

医院名 なかじょう矯正歯科クリニック
住所 〒989-3126 宮城県仙台市青葉区落合5丁目15−41
電話 022-391-1182